投資信託とファンドについては、同じようなものだと考える方もいますが、正確には両者には違いがあり、両者を比較すると、ファンドのなかのひとつに投資信託があります。
まず投資信託については、証券会社や銀行などで一般に広く投資家を募集します。
このほかには、一般には知られていないもので、資産家や機関投資家などまとまった資産を用意することができる方々を対象にしたりします。
機関投資家とは、例えば年金基金や投資顧問、生保損保会社などを指しており、彼らは多額の資金によって株式や債券などの運用を行う法人です。
このメリットとしては、運用はプロの専門家が行う事です。
またそれをサポートしているアナリストによって運用方針が決定されますが、運用のプロフェッショナルの方々の実力によって、投信の運用成績が大きく違ってきます。
運用のプロといわれる人達は、市況の分析や調査をもとにして投信を運用して、その結果を報告書にまとめることが業務です。
投信では、販売と運用と資産管理はそれぞれ別の会社が行っています。
この一方でファンドとは、投資の対象が幅広く株式や債券、為替などに限りません。
これ以外にもっと多くの金融商品等に投資を行い、投資家に代わって運用を行う金融商品である点は投信と同じですが、金融商品以外にもさまざまなものが投資対象になります。
例えば、本やゲームソフト、映画、音楽、アイドル、ワインといったものなども投資の対象になるのです。