投資銀行と証券会社の違いについて

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投資銀行とはあまり聞き慣れない言葉ですが銀行と名が付いています。
しかし、日常利用している一般の銀行とは形態が異なります。
企業の株式や債券発行による資金調達や財務、合併、吸収などに関するアドバイスを行う金融機関のことを言い、最大の違いは個人向けの業務は扱っていない点です。

では、証券会社も株式や債券を取り扱っていますが、その違いは何かを見ていきましょう。

その代表的な存在としてアメリカのモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスなどがありますが、それらは2008年のサブプライムローン問題が引き金となり大手5社は全滅し、商業銀行に吸収合併されたり転換しています。

投資銀行は証券会社の一つの形態と言うことができ、日本においては、外資系の金融機関や野村、大和、日興の各大手が、その業務を担ってきました。

日本においては独立した投資銀行としての形態は存在せず、証券会社の業務の中に包括されていたという点に違いを見出せます。

しかし、近年は証券会社と銀行などが合弁した本格的なものと言えるものが出現し、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券などが誕生し、部門体制の中のホールセール部門の中核に投資銀行本部が設けられるケースが殆どです。

そして、業務はM&Aのアドバイザリーと資金調達の2つが主軸となり、対象はグローバルな企業から中堅まで幅広い企業のニーズに対応し、経営や財務戦略に関わるアドバイスの提供を目指しています。

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