SMBC日興証券は投資銀行としての業務が拡充

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投資銀行という言葉はあまり聞き慣れませんが、一般の銀行とは違うのでしょうか。
実は、銀行と名は付いていますが、私達が身近に利用している形態の銀行とは異なり、企業の株式や債券発行による資金調達や、財務、合併、吸収などに関するアドバイスを行う金融機関の事で、個人向けの業務は行なっていません。

代表的なものにアメリカのモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスなどがあり、欧米では、それ自体独立した存在ですが、日本では外資系の金融機関や野村證券、大和証券、日興証券などの大手証券会社がその業務を担ってきました。

しかし、近年は証券会社と銀行などが合弁した本格的な投資銀行が出現し、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券などが誕生しています。

その一つであるSMBC日興証券は、2009年に三井住友フィナンシャルグループの一員となりましたが、旧日興シティグループ証券の業務を承継し、2012年には三井住友銀行の資本出資を伴う新しい業務提携を受けて一層の連携強化が進みました。

翌2013年には三井住友銀行の副頭取が新社長に就任し、更に銀行と証券の業務連携が加速し、投資銀行としての業務が拡充しました。

ホールセール部門、リテール部門、プロダクト・リサーチの3部門体制で業務に当たっていますが、ホールセール部門の中核に投資銀行本部が設けられ、その業務はM&Aのアドバイザリーと資金調達の2つが主軸です。

対象はグローバルな企業から中堅まで幅広い企業のニーズに対応し、経営や財務戦略に関わるアドバイスを提供し、顧客の支持を得ています。

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