日本には外資系の企業が多数存在し、高収入や国際的な活躍の場を得られることなどから就職先として憧れの対象となっています。
そもそも外資系とは外国資本が入っている企業のことを言い、国外の会社によって株式の何割かを持たれている会社のことを指します。
その保有株式の割合に特に定義はありませんが、外資比率が51%以上だと外資系企業と言え、外資100%の企業としては日本IBM、マイクロソフトなどが代表的でメーカー系に多く、外国金融機関では支社や支店という形で進出しているケースも見られます。
外資系証券会社の一覧の中から日本法人を置く企業を拾い出してみると、アメリカのゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券、シティグループ証券、モルガンスタンレー証券、インタラクティブ・ブローカーズ証券、そしてメリルリンチ日本証券、スイスのクレディ・スイス証券、ドイツのドイツ証券、イギリスのバークレイズ・キャピタルの9社があります。
また、東京に支店を置き営業活動している企業はアメリカが2社、イギリスが2社、フランスが3社でオーストラリア、カナダ、ドイツ、スイスが各1社進出しています。
一覧によると、外資系証券会社は丸の内や日本橋など都内の一等地に拠点を構えるところが多数で、中心となるのは投資銀行業務で、M&Aやデリバティブ業務と言われる金融派生商品など高付加価値のある業務を取り扱うイメージや、近代になって進出してきた感が強いですが、既に明治時代に日本に進出したJPモルガン証券の例もあり業務内容やその規模も多様です。