日本に拠点を置くアメリカの証券会社

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アメリカでは日本で言うところの証券会社は存在せず、企業や法人に対する資金調達や、合併、吸収のアドバイスや仲介業務を投資銀行が行い、個人との取引はありません。
その投資銀行に至っても、大手のゴールドマンサックス、モルガン・スタンレー、メリル・リンチは商業銀行の持株会社に入ったり吸収されており、リーマンショックを引き起こしたリーマン・ブラザースは破綻し、ベア・スターンズは買収されました。

また、証券専業ではなく銀行やクレジット会社が証券部門を置いて業務を行なっている場合もあります。
日本に拠点を置くアメリカの証券会社には、JPモルガン証券とメリルリンチ日本証券の2大筆頭が挙げられます。

JPモルガン証券の主要業務は、投資銀行、債券、株式業務、海外資産管理業務の媒介や顧客サポート業務などで、東京、大阪、名古屋の証券取引所に加入しています。

歴史は古く、200年以上にわたり金融サービスを提供し、特に金融危機と言われた際にはリーダーシップを発揮してその危機を脱却してきました。

日本との絆も古く、1924年創立者のJ.P.モルガンが関東大震災の復興公債を引き受けたことから始まり、以後国内での事業を拡げ1987年JPモルガン証券東京支店を開設しました。

一方のメリルリンチ日本証券は、バンク・オブ・アメリカグループの一員でありながら日本で設立された法人として、東京と大阪の証券取引所及び東京金融取引所の会員です。

事業会社や金融機関、政府機関などの広範な法人を対象に、株式や債券取引を行なっています。
日本に拠点を置くアメリカの証券会社からは国際的な視野からの助言が得られ、企業や法人にとって頼れる存在です。

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