モルガンスタンレー証券会社は、アメリカの証券会社であり投資銀行です。
日本へは早期に進出しており、投資銀行業をはじめとして機関投資家向けの証券業が充実しています。
日本では、2001年にモルガンスタンレー証券に商号を変更しましたが、たびたび形態を変更することになり、現在は以下のようなフォーメーションで事業展開を行っています。
まず、モルガンスタンレー・ホールディングス株式会社が、日本における持ち株会社です。
モルガンスタンレーMUFG証券株式会社は、MUFGが49%の出資を行い、投資銀行業務以外の機関投資家、法人向け業務を行う法人として立ち上げられています。
一方、三菱UFJモルガンスタンレー証券株式会社は、MUFGが60%の出資をしてマジョリティを持つ会社で、以前のモルガンスタンレー証券の投資銀行業務の移管先として機能しています。
さらに、モルガンスタンレーアセットマネジメント投信株式会社は、投資信託を扱う会社として分離されており、モルガンスタンレーキャピタル株式会社は、不動産関連業務を取り扱っています。
国内では、2007年に国内にある全日空ホテルをまとめてANAから買収し、国内の不動産取引で最高規模になったことが報じられるなど、投資活動でも有名な企業として知られています。
アジア圏では、MUFGとの合弁による事業展開も順調に軌道に乗ってきており、この後この合弁事業スキームを利用することで、さらに大きな事業展開が見込まれます。