投資信託を実際に選ぶ場合、いくつかのポイントをチェックしておく必要があります。
まずは運用実績です。
これは、少なくとも3年以上の状況を確認した方が良いでしょう。
気をつけないといけない点は、設定から3年未満だった場合です。
運用成績を比べるには、期間が3年未満では十分な判断ができるとはいえません。
偶然、この期間の市況が良かっただけかもしれないからです。
このため、最低でも3年、できれば5年以上の運用状況が理想と言えます。
また、運用成績を見る場合には、収益率やベンチマーク、類似の投資信託との比較も参考にすることが大切です。
その他に、値動きの大きさのチェックもしましょう。
運用成績が良すぎるのは、その分リスクをとって運用している可能性があります。
基準価額が大きいものは、長期的に安定して高い収益が出せない可能性が高いと判断されます。
そのため同等のリターンであれば、リスクの小さいほうが安定した運用が期待できます。
次に、コストについてです。
投資信託は、購入する場合や換金をする場合、そして保有している間にも費用がかかります。
どのタイミングで費用が高く設定されているのかは、商品ごとに違いますので注意する必要があります。
購入する場合の手数料が無料であっても、換金する時に高い手数料を取られるケースもありますから、購入前に、購入してから換金するまでにかかる費用の総額を比較することが大切です。
このようなポイントをチェックして、自分のプランにあった商品を購入しましょう。