中国、インドとならんで称される経済大国のインドネシアですが、中国、インドよりも安定した成長が見込まれています。
最近では、ヨーロッパの多くの国々において債務危機が叫ばれていますが、実はインドネシア国債は債務残高を減らしたことによって近年格上げされているのです。
また、中国とは違って少子高齢化が進んでおらず、出生率も2をキープし、国の平均年齢が25歳前後と労働力が豊富かつ、石炭、石油などの天然資源にも恵まれています。
さらに、1人当たりのGDPが3,000ドルを超えたばかりで、自動車をはじめとした製品への購買力が上がっており、唯一の懸念材料であるインフレ率も5パーセント以下と安定しています。
株式市場においてもその影響は現れており、リーマンショック後の安値から2倍以上になっています。
通常、このような情勢であれば通貨が上がることはあっても下がることはないので、投資に適した国であるのは間違いありません。
ただし、個別株を購入するのはハードルが高く、とくに初心者は投資信託を購入する方が良いのではないかと思います。
日本株の投資信託だと配当もそれほど高くはなく、国全体が右肩上がりではない日本のインデックスに連動した商品を購入するのは正直言って賢明な判断だとは言い難いです。
しかしながら、インドネシアは安定して6%もの経済成長を遂げている国ですから、投資信託の価値でも2倍3倍になっているものも多くありますので、為替リスクは負いたくはないが、それなりのリターンは欲しいといった投資家の皆様にとってはぴったりなのではないでしょうか。