日本はバブルの崩壊後、経済が徐々に衰退していき、また、少子高齢化の影響で人口が減少している状況です。
しかも、今後はさらなる増税が予定されています。
社会保険料や医療費の負担増が規定路線となっており、その一方で、年金の支給年齢は引き上げるという議論にもなり、支払い額が多くなるのに受け取り額は少なくなるという厳しい時代が到来しつつあります。
このようなことから、自分の資産は自分で運用して、将来に備えたいと思う人も多いです。
そのような資産運用をこれから始める方には、投資ファンドの仕組みを知り、運用の幅を広げることをお勧めします。
投資ファンドとは、多くの投資家から集めた資金を様々な目的に沿った投資先に投資をし、そこから生まれる配当や売却益などを、投資家に分配する仕組みのことをいいます。
また、投資対象によって、公社債、不良債権、公開株、未公開株式、不動産など、いくつかの種類に分けられます。
このように、様々なものが投資の対象となります。
上場、非上場株式や債券、デリバティブ(金融派生商品)というような金融商品だけではなく、ワインや映画といった事業に投資をするファンドもあります。
多くの投資家から資金を集めて、まとまった資金でいろいろな金融商品を運用するので、投資家にとっては少額の資金で効率良く資産運用を行うことが可能です。
また、運用の専門家が投資家に代わりに運用しますから、投資する市場の知識や分析能力にそこまで詳しくなくても始められるというメリットもあります。