プライベート・エクイティ・ファンドとその役割

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プライベート・エクイティ・ファンドとは、他のファンドと同様に複数の投資家から資金を集め、運用会社のファンドマネージャーが事業会社に投資し、その企業の経営に関わることで投資先企業の企業価値を高めた後、売却した利益を投資家に分配するものです。
プライベート・エクイティの本来の意味は未上場株式を意味し、一般的には未上場企業への投資を行うベンチャーキャピタルや、既存の企業の過半数の株式の取得を通じて企業の経営権を取るマネジメント・バイアウトといったものも含みます。

経営権の取得や経営の関与と言うと敵対的なイメージを抱きがちですが、現経営陣との友好的な買収が主体です。

プライベート・エクイティ・ファンドを扱う運用会社として1976年に設立され、略称のKKRで呼ばれることの多い「コールバーグ・クラビス・ロバーツ」では、北米やアジア、ヨーロッパを対象としたファンド運用を行っています。

また、1987年に設立された「カーライル・グループ」は100を超えるファンドを取り扱う運用会社で、1985年に設立された「ブラックストーン・グループ」はプライベート・エクイティだけでなく様々な投資を手掛ける投資会社で、これら3つの会社はいずれもアメリカで設立された企業です。

世界3大プライベート・エクイティ・ファンドとしても知られており、それぞれ日本にも拠点を持っています。

プライベート・エクイティ・ファンドは経営の傾いた企業の経営再建にも大きな役割を持っていて、日本の企業でもこの手法で再生された企業は多くあります。

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