日本における株価指数先物取引は、東京証券取引所と大阪証券取引所で取り扱われており、3・6・9・12月の第2金曜日の始値で差金決済が行われます。
主要な株価指数先物には、日経平均株価先物・日経株価指数300先物・日経225mini・東証株価指数先物などがあり、指数を対象とする取引なので、銘柄選びが簡単なのも魅力の一つです。
株価指数先物取引では株券の受け渡しをしないで株価指数を売買するので、株式取引とは異なり株券が実在しません。
満期日までに高くなると予想すれば買い、安くなると予想したら売りで、満期日までに保有するか反対売買することで利益を狙います。
そして、満期日までに決済されない場合はSQ決済によって最終決済が一斉に行われます。
この為、予想と反対の結果になれば損失を被ることになるので注意が必要です。
このようにリスクもある先物取引を個人投資家が行うには、取引前に証券会社へ証拠金を預けなければなりません。
証拠金は先物取引の金額よりも少なくていいので、手持ちの資金よりも多額の取引が可能です。
このレバレッジ効果は最大の魅力となりますが、ハイリスクハイリターンな取引であるとも言えるので、気を付けて取引を行う必要があります。
ある程度の損失が出た場合には、それ以上の損失拡大を防ぐために損切りが重要ですし、株価指数先物取引をする場合には、取引の仕組みやルール、方法、証券会社といった情報をしっかり念頭に置き、株式市場の動向を日々把握しておくことも大切です。
情報収集をしっかりと行い、リスクに関する自己管理を徹底して取引するようにしましょう。