歴史と伝統を守りながら販路拡大に努める大阪の証券会社

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証券取引所は、主に株式や債券の売買取引を行う為の施設で、国内には現在、東京と名古屋、地方にも2市場設けられていますが、かつては大阪にも大証、北浜の名で親しまれた証券取引所があり、日本の3大市場として活況を呈していました。
しかし、2013年に東京証券取引所に統合され、金融派生商品に特化した取引所として残りました。

大証のあった北浜は江戸時代から米や金の相場会所があり金融の街として栄え、日清戦争後は株取引の街として大いに賑わいを見せました。

その後、長らく商都大阪の金融の中心地としての役割を担ってきましたが、現物取引の終了やインターネット取引の発達に伴い、大阪に拠点を置く証券会社の数は減り、現在は20数社になっています。

そのうちのひとつ光世証券は昭和36年発足の老舗で、同60年に総合証券会社に昇格し、東京兜町に東京店を有しており、平成21年からはインターネットでの取引も開始しました。

取扱商品は株式、債券から、投資信託に加え、東証や大証の先物やオプション取引、最近話題のFX取引まで幅広く取り揃えてニーズに応えている会社です。

また、国内の中堅証券に位置付けされる岩井コスモ証券も大阪に本社を置き、光世証券同様の商品に加えてCFDという差額決済取引が出来る商品を扱っています。

CFD取引は機関投資家のみが取引可能でしたが、現在は個人投資家も参加出来る様になってシェアが拡大しつつあり、FX取引の次にブレイクが期待される金融取引です。

その他にも、全国に支店を有する岡三証券などが店舗を構え、伝統と歴史を守りつつネット証券業界にも参入し、販路拡大に努めている姿が窺えます。

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