収益の決算を1ヶ月ごとに行って、その度に分配を実施する毎月分配型の投資信託というものがあります。
その内、証券会社が抽出した2013年5月までの過去1年間に、月々の分配金が変更なく、分配金が運用している資産の利子配当を受けた収入で運営されていると推定されるランキングを紹介します。
2013年5月末時点の分配金の利回りで27.6%を記録しているのは、日興アセットマネジメントが設定・運営を行っている「資源ファンド南アフリカ・ランドコース」です。
主として、世界の資産株への投資を行い、中長期的な動きで値上がりした利益を獲得を目指すもので、こちらは南アフリカランドでの実質的な運用をしています。
次いで、26.8%なのが同じファンドで、運用通貨がブラジルレアルである「資源ファンドブラジルレアル・コース」です。
その2つのファンドは、各通貨で対米ドルでの為替取引を行うことにより、プレミアムの期待も出来ます。
そして、24.6%という利回りなのは、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「三井住友TAM-PIMCO米国ハイイールド債券通貨選択型ファンドブラジルレアル・コース」です。
この投資信託では、投資適格の米ドル建社債や信用リスクが高いBB格相当以下の格付けが付与されている代わりに、高い利回りで取引される傾向のあるハイイールド債券に投資します。
その中でもこの商品では、米ドル建資産に対して米ドル売りブラジルレアル買いの為替取引を行うのが特徴です。
毎月分配型投資信託の分配金の利回りランキングのTOP3を見てみると、いずれも運用を海外の新興国通貨で行っています。