投資信託の利回りが、銀行よりも高い理由

投資信託
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投資信託と銀行で決定的に異なることは、元本保証があるかないかという点です。
銀行預金の場合は、ペイオフ制度で1000万円までの元本保証がありますが、投資信託にはありません。
つまり、銀行預金と異なり、リスクを負っているということになります。

銀行の仕組みは、人々から預金として預けられたお金を、さまざまな企業に貸し出すことによって、そこで発生する利息を得ることで成り立っています。

そして、この利息収入の一部を、利子として預金者に分配しています。
つまり、貸出利息と利子の差額が、銀行の利益となるのです。

ちなみにこれは、間接金融と呼ばれています。
それではなぜ、銀行の利回りは小さいのかというと、融資を希望している企業が少なく、銀行のお金が余っているからです。

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銀行は余ったお金で国債などを購入し、国債の利回りを銀行の収益にしていますが、それでも銀行はバブル期のような利益をあげることができていません。

そのため、銀行があまり収益をあげていないため、預金者に分配する利子は少なくなっているのです。
投資信託は、資金を必要としている企業などに直接お金を貸し出しています。

多くの投資家から資金を集めて、それをファンドと呼ばれる基金に1つにまとめ、運用の専門家であるファンドマネージャーが、株や債券、不動産などに投資を行っています。

運用が成功すれば、値上がり益や配当を投資家は受け取れますが、もしも運用に失敗したら、株価や社債の値下がりで元本割れという事態の可能性もあるのです。

このように、資金を必要としている企業に損失覚悟で株や債券を購入してリスクを負っているために、利回りが高いのだといえます。

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