商品先物取引とは私達の身近にある商品の先物を取引する投資です。
本来、この先物取引はリスクヘッジのために活用されてきたという側面があります。
例えば、農作物の価格は様々な要因に左右され価格が不安定です。
それ故に、現在の先物の価格が安ければ、現時点で先物を買っておく事で将来的に必要な商品を希望の値段で調達する事が出来ます。
また、現時点での先物価格が高額であるならば、予め商品を売っておき将来的に反対売買をする事で収益を上げることもできるのです。
このように価格変動のリスクを回避するためには不可欠な商品先物取引ですが、この取引には固有のルールがあり、理解しづらいという面があります。
ここでは先物市場で取引を行うために必要不可欠な重要用語についてご説明致します。
まず最初に証拠金についてです。
商品先物取引は証拠金取引であり自己資金以上の取引が可能ですが、取引の途中で担保力が無くなってきた時に請求される追証と呼ばれる証拠金があり、また、臨増と呼ばれる証拠金もあり、相場の変動が大きくなってきた時にこの証拠金が請求されます。
次に、限月についてご説明致します。
商品先物取引は先物の決済をしなければならない期限が予め設定されています。
この期限を限月と呼び、この限月までに反対売買を行う事により取引の損益を確定します。
このように先物市場で取引を行うためには、専門用語と固有の取引ルールを十分に理解しておく事が欠かせません。