日経先物取引を行うにあたってのポイント

先物取引
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日経先物取引は、個別の企業に投資するものでなく、日経平均株価という指数を対象にしたデリバティブ取引です。
個別企業固有の株価下落に影響をうけず(考慮せず)、総じて日本経済の将来動向(ファンダメンタル)に対し投資するものです。

この日経先物取引は、「買い」だけでなく、将来の日本経済動向に懸念を抱けば「売り」から入ることもでき、しかも、限月といって、取引の満期日を自分で決めることができます。

少額の必要証拠金を元手に、指数の1000倍(ラージ)や100倍(ミニないしスモール)の金額の取引ができるもので、FX取引同様、リバレッジを効かせられる金融商品です。

すなわち、大きなリターンが狙えるのに対し、その分リスクも大きい金融商品で、数年前までは、ラージの商品しか存在せずミニはありませんでした。

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よって、この先物取引で大きな損失を被る投資家もいました。
そこで、大阪証券取引所は、個人投資家でも手軽にこの先物取引ができるようにと、2006年7月にミニ(スモール)の取引を開始し、このミニのケースでは、ラージに比べ、ハイリスクでは無くなりました。

自分が注目している個別企業の株価が動かないが、何らかしらの金融取引をしたい場合、この日経先物取引は有効かもしれません。
しかし外国、特にニューヨーク市場の株価に影響することが多いため、午前3時をまたいで持ち越すと、ニューヨーク市場との時間差により、翌日の日本市場の寄り付きで大きく変動していることがありますので要注意です。

確実に利益を狙いたい場合は、日計り(デイトレード)取引で、かつ日本経済の近未来動向に自信があるときにだけ取引することを薦めます。

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