本社をイギリスに置く金融グループによる証券会社で、日本でも事業展開している企業として、まずは「バークレイズ」が挙げられます。
バークレイズは元となる企業は1690年に設立されており、現在のバークレイという名称が使われるようになったのも1736年からと、300年以上の歴史を持つ企業です。
銀行業務を主に行い、1918年には英国5大銀行の1つとなり、1925年には合併に伴い海外事業にも業務を拡大し、1986年には東京とニューヨークに株式を上場した最初の英国銀行としても知られています。
日本で展開しているバークレイズ証券株式会社は東京・六本木に本社を置き、ホームセールを中心に顧客への情報提供を行う営業部門と、業界屈指の実力を持つリサーチチーム、投資銀行部門からかなり高い評価を受ける企業です。
1865年に香港で設立された香港上海銀行から発展し、イギリス・ロンドンに本社を置く「HSBC」は、2008年にはアメリカ国外の企業として初めて経済誌の世界有力企業番付で1位を獲得した金融グループで、日本ではHSBC証券会社を展開しています。
中央区日本橋に東京支店、大阪市北区には大阪支店と国内2つの拠点を置き、ホームセールのサービスを提供しており、日本国内からアジアを中心とした外国債券、オルタナティブ商品などを取り扱う企業です。
このようにイギリスと世界を代表する金融グループである2社は、日本国内でもホームセール事業を中心にサービスを提供しています。