安倍首相に政権が代わってから、日本の景気はかなり上向きになってきた感があります。
アベノミクス政策とその期待感が日増しにポジティブな流れとなり、消費回復に影響を及ぼしてきている様で、株価の上昇も見られ、海外の投資家の注目が集まっています。
このまま景気回復が進んでいけば企業の業績も改善し、労働者の待遇や雇用にも明るい材料となり喜ばしい事で、実際に、国の発表によると雇用者が25万人以上増加して求人倍率も上昇し、0.89倍に改善しています。
この様な状況下で、学生の就職活動に何か変化は現れているのでしょうか。
過去5年間で人気の就職先の上位を占めるのは、旅行やレジャー関係、商社、家電メーカーなどでしたが、2014年卒の学生に対する調査では、三菱東京UFJ銀行が2年連続でトップに輝き、ベスト10の半分を金融関係が占めるという結果が出ました。
また、みずほフィナンシャルグループが7年ぶりにランクインし、大手の証券会社2社が10位以内に入る躍進ぶりです。
採用活動に力を注いでいるかどうかが明暗を分ける結果となり、その背景には企業の業績や株価の動向があるのでしょう。
それを裏付ける様に、2013年の決算資料によると、国内大手証券会社5社は株式相場の活況を受けて、1年前の8倍に業績を大きく伸ばしています。
店舗に足を運ぶ投資家の増加や、個人向けビジネスの好調が更に業績拡大に貢献した結果で、この様なプラス材料が就職活動中の学生に影響を及ぼし、証券会社に人気が集まり、上位復活が叶ったものと考えられます。
各社ではインターンシップ制を設けていて、その業務の実体験が出来ますので、興味のある方はまず応募してみましょう。