MMFとは、マネーマネージメントファンドの略で、安全性、安定性のある公社債や短期の金融資産で運用される投資信託です。
投資信託の為、元本の保証はありませんが、極めて安全性が高く銀行の普通預金金利より高利回りなので人気商品となっています。
その上、申込み手数料や解約の手数料もかからず、銀行の普通預金のように手軽で利用しやすい点にも好評の理由があります。
但し、30日未満で解約した場合には約0.1%の手数料がかかり、自由に入出金できるのは30日以上の運用後となります。
毎日決済し、その運用収益金を分配金として月末にまとめて再投資する仕組みで、自然に資産が増えていきます。
各証券会社で販売しており、例えば野村MMF、愛称ひまわりなどの商品名が付いており、また、販売している会社以外の証券会社でも取扱っており申込み購入が可能です。
直近の資料によると、1週間の平均利回りが最高のところで0.0755%、最低が0.0419%、平均すると0.0621%と、某都市銀行の普通預金金利0.020%と比較しても確かに有利と言えます。
申込みは1円以上1円単位ですが、インターネットを利用する場合には1万円以上1円単位からになります。
日本円で運用される以外にも外貨MMFと言う外貨で運用する投資信託もあり、元本割れリスクが低く資産運用において安全性が高いと言う点は国内物と同様です。
海外の金融商品に投資する場合、為替差益には雑所得と言う形で課税されますが、外貨MMFの差益は非課税と言うメリットがあるので投資家に注目される商品となっています。