証券投資信託の仕組みについて

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証券投資信託とは、投資信託を設定して運用をする委託会社が発行した受益証券を投資家に売り出して資金を集め、特定の有価証券に投資・運用を行う金融商品のことを指します。
受益証券は、株式投資で言えば株券に相当する証書で、元本や受益の権利などが記されているものです。
この受益証券は、運用益を得たり売却する時などに必要になるので、以前までは証書が紙媒体で存在しましたが、2007年の投資信託振替制度の開始から電子化が始まり、現在では紙媒体での受益証券は発行されなくなりました。

証券投資信託の販売会社である証券会社や銀行などの金融機関は、投資家に投資信託の販売、分配金などの支払いや換金などの業務を行います。

委託会社は販売会社と契約して運用の責任を持ち、受託会社と呼ばれる投資銀行などに対して運用の指図をすることが重要な業務です。

受託会社は、投資信託を販売した販売会社が投資家から得た資金を信託財産として保管・管理するとともに、委託会社からの指図に基づいて実際に株式や公社債を売買し、その信託財産の名義人となります。

しかし、この財産は受託会社の固有の資産から独立しているのが特徴です。

このように、実際に投資信託の販売を行う「販売会社」と販売会社から商品を購入する「投資家」、運用の責任を持つ「委託会社」、委託会社との契約により信託財産の保管・管理をする「受託会社」の4者により証券投資信託は成り立っています。

それぞれの会社が役割を果たす仕組みが出来ていることで、健全な資産運用を実現しているのです。

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