商品先物取引の基本的な仕組みについて

先物取引
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一般的に先物取引とは、将来買いたいもしくは売りたい物がある時に、その物の現在の価値を示した現在価格に関してその価格での売買を先に予約しておき、指定した日時になったらその契約通りの条件で売買を実施する取引のことを指します。
こうした先物取引に扱われる商品には主に、農林水産物や貴金属、金融商品などが該当します。

商品先物取引の仕組みに関わる事柄としては、その取引参加条件と取引用語、決済方法といった点があり、まず、商品先物取引に参加する条件として、大抵の場合は証拠金となる元手が必要になります。

先物取引では、将来の特定時点における売買を予約した、という予約契約があると考えられるため、その予約契約自体が反故にされないように、その契約をするための証拠金を払っておく必要があるのです。

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こうした証拠金は実際に契約が約定、決済されるまでは、一定の最低額を口座などに保持しておく必要があります。
次に、その取引で使われる用語です。

一般的に先物取引では、特定の数量を1とした取引枚数と、1枚に含まれる実際の数量である取引単位と言う概念で行います。
例として、10グラムを1枚とする商品がある時、その商品を100グラム扱う時は、10枚の契約を行う、といった表現で使われます。

こうして取引を予約した契約は、限月という期限の月の納会日までに、決済を済ませる必要があります。
その決済方法としては、予約した契約通りの条件で商品の売買を行う受け渡し決済と、その商品を別の相手先に転用して売買することで得られた損益をやり取りする差金決済の方法があります。

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