商品先物取引の仕組みと売買について

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商品先物取引とは、農産物や鉱工業材料等の商品を将来の一定期日に売買する事を約束して、その時の価格を現時点で決める取引の事を指します。
日常的にスーパー等で買い物をする時には代金と品物を交換する取引をしていますが、これを現物取引というのに対して、「半年後にゴムを50kg、1kgあたり250円で買う」という様に、将来に行う商品の売買を約束するのが先物取引です。
先物取引の特徴としては、取引の成立した金額の総額である総約定金額の5%から10%の証拠金を預託することで、取引が可能である事が挙げられます。

この場合だと、自己資金から25倍から10倍の額の投資をするのが可能である代わりに、損失が出た時にはその分損失が大きくなる為ハイリスクハイリターンです。

また、先物の場合は現物取引と違って、値段が下がるリスクを回避する為に、先物をまず売っておけば値段が下がった時にも利益を出す事が可能になります。

例えば、今1万円で米の先物を売っておくとすると、半年後8,000円に相場が値下がりした場合に買い戻すことで2,000円の利益が出るという訳です。

こうした特性を利用して、現物取引での価格変動リスクを回避出来ます。
この様に、商品先物取引には現物取引とは違った特徴とリスクがありますが、投資方法によっては逆にリスクを回避する作用も働く取引です。

これから先物取引を始めようとする人は、値上がりを期待して購入するだけでなく、値下がりにも備えて売る事によりバランスをとる事が非常に重要になります。

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