債券先物取引の基本的な仕組み

先物取引
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一般的な先物取引はその全般の仕組みとして、ある特定時期での商品価格を予想して、商品価格が上がりそうな商品を先に抑えておき、予想通りに値が上がった時に商品を売ることで、買値と売値との差額を利益とする狙いを持っています。

こうした仕組みは、FXで使われる通貨為替や、株式を先物として取引する株式先物などでも応用され、その仕組みを基本として使った取引が行われています。
この仕組みを債券を扱った取引で使っているものが債券先物取引です。

この取引は、特定の債券において将来の特定日時に一定価格で取引することを約束しておき、特定の日時になったらその条件で売買を実施する取引のことです。

こうした債券先物取引における市場の動きは、一般的な債券取引で使われる一定期間単位ごとの利回りでは無く、債券の円価格で表示されます。

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その円価格は、通常の1円単位だけで無く1銭単位でも表示され、1銭の変動に応じて、債券1枚ごとにその価格の100万倍の影響が及ぶことになり、つまり、債券価格が1銭動いた場合は、1枚の債券ごとに1万円分の含み益もしくは含み損がもたらされることになります。

変動による大きな影響がこれだけある債券の先物市場だけに、その資金としては充分余裕を持たせておくことが無難と言え、一般的に、個人投資家でも取引が可能な200万円以上の資本金が最低限必要とされます。
しかしながら価格変動によるリスクも考えれば、さらに多めの余裕を持たせた資金が必要であるとも言われています。

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