花王の四半期ごとに公開される有価証券報告書

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生活に身近な商品の開発や販売をしていることで知られている花王の有価証券報告書に関しては、ホームページの投資家情報の中で公開されており、四半期ごとの報告書の閲覧が可能です。
第109期の第3四半期における報告書を見ていくと、事業の状況としては前年度同期と比べて営業利益と経常利益は下回りましたが、売上高が増加したことから純利益は上回っています。

それは、世界の景気が緩やかに回復し、日本では夏場の天候不順から売上に影響を受けたものの、アジア全体の売り上げが順調に伸びていることが要因の一つです。

セグメント毎に見るとビューティーケア事業では、カウンセリング化粧品・セルフ化粧品ともに好調で売上を伸ばしていましたが、カネボウ化粧品の自主回収の影響で、売上全体は前年同期を下回っています。

スキンケア製品は日本国内・アジア地域共に主力ブランドであるビオレが順調に売り上げを伸ばし、為替変動の影響を除く実質の売上は前年同期を上回りました。

ヒューマンヘルスケア事業では、フード&ビバレッジ商品として、健康機能飲料であるヘルシアの機能訴求を強化したものの、競争の激化によって売り上げは前年同期を下回る結果となっています。

サニタリー製品では生理用品のロリエやベビー用おむつのメリーズなどが好調で、前年同期を大きく上回り売上に貢献しました。

今後の見通しについては、円安などにより不透明な事業環境が続くと見込んでいるものの、消費者や顧客の観点に立った「よきモノづくり」を進めていくとしています。
花王への投資を検討している人は、その他にも様々な情報が記載されている有価証券報告書を参考にすると良いでしょう。

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