有価証券報告書の作成義務について

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投資家にとってもっとも大切なのは、自分の投資の判断を正確に行うための情報です。
企業の資産状況や売上状況、新製品関連の情報など、投資対象となっている企業の事業の状況や財政状態、経営成績は、投資家にとっては大切な情報となります。
そこで、投資家が投資対象となっている企業の上記の状況を正確に把握できるように、企業は上記の正確なデータを作成・提出し、公表する義務があります。

提出する書類をひとまとめにして、有価証券報告書と呼んでいます。

有価証券報告書は、有価証券で資金調達をする企業や、株式を証券取引所などに上場や公開している企業が、毎年、提出を義務づけられており、金融庁や証券取引所で誰でも閲覧できるようになっています。

インターネットを使えば、企業ごとの詳しいデータが参照できます。
内容に間違いや虚偽記載と思われるものがあった場合には、金融庁が訂正報告書を提出させることになります。

虚偽内容によっては、証券取引法違反で告発する場合もあります。
有価証券報告書は略して有報と呼ばれていますが、その作成内容は以下のようになっています。

まず、第一部には、企業情報を載せます。
第二部には、保証会社等の情報に該当する場合に記載が必要となり、その場合には、監査報告書が添付されることになります。

通常の投資家にとって、特に必要となるデータは、第一部の中に記載されている第5の経理の状況で、ここには財務諸表の詳細なデータがあります。

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