投資信託の売り時はその時にわかるものではなく、後になって、あの時が売り時だったなと感じるものです。
とするならば、いつ売却するのがいいのでしょうか。
簡単なのは、一割値上がりしたら売却するとか二割上がったら売却する、もしくは予想以上に値下がりした際にこれ以上損を広げないために損切りするために売却するなどがあります。
ただし、一割の値上がりを目標にしていても予想以上に早い調子で値上がりするともっと上がることを予想して売却できなくなる時が多々あり、そうしているうちに値下がりし、元の一割増しを切ってしまい、あの時が売り時だったと反省することになるのです。
そういう意味では強い意志が必要だと言えます。
強い意志というと、保有していれば日々の値動きに一喜一憂しますが、大きく情勢が変わる局面であれば売却の検討が必要なこともありますが、どんなにいい商品でも値上がりだけする投資信託はまずあり得ません。
株や為替を確認して、値動きの原因を考えることで落ち着くこともあるでしょう。
ただし、まったく放置していてはもしもの事態に対応できなくなるので、毎日確認とまではいかなくても、最低でも月ごとに確認したり株価や為替が大きく動いた時などは基準価額の動きを確認することは必要です。
こうしたチェックを手間と思われる人も多いかもしれませんが、実際に自分で購入していると不思議なくらい株価や為替に興味が湧いてくるものです。
一万円程度から購入できるものが多いので、経済に関心を持つという意味でも投資信託を購入することをお勧めします。