財産上の権利を証券と言い、それが株券であれば有価証券なので証券自体が価値を持ち、売買の対象にもなりますので、手軽な投資として所有している方も少なくないでしょう。
そして、そういったポピュラーなものとは別に、先物取引という投資方法もあります。
これは投資の中でも特にリスクが高いと思われているため、その領域に足を踏み入れようと思う方はあまり多くないかも知れません。
例えば株であれば、その企業の業績次第でその価値が変わってきますが、先物取引の場合は、分かりやすく言うと原材料である第一次産品の需要が増えるかどうかがポイントで、将来の売買を現時点で予め約束をしておく取引となります。
主な銘柄としては、金・銀・白金といった貴金属や、ガソリン・灯油などの石油製品、大豆・コーヒーなどの穀物があり、先に売買の価格や数量を約束しておき、期日が来ればそのときの価格に関わらず、当初の約束通りの価格で売買します。
そういった中には、証券先物として証券取引所で取引される株価指数もあり、ネット証券などでは日経225先物やTOPIX先物などを商品としています。
この場合には、その株価指数の値動きに着目した証拠金取引となり、売買には金利が一切かかりません。
また、中には少額資金でも投資可能なミニという方法で取引できる商品もあり、証券先物をこれから始めようという方にお勧めです。
このように先物取引と言っても、証券先物では株価指数が投資対象となるので銘柄選びに迷うことがなく、期限があるため短期間で大きな利益を得ることが可能なので、比較的手軽に始められるのではないでしょうか。