先物取引とは、将来に購入する物の値段を今のうちに決めて取引をしてしまおうという取引です。
たとえば穀物を取引するとしたら、収穫前に、収穫後の取引値を決めておくということになります。
なぜ、現在存在していない物の価格を決めて取引するのかといいますと、そうすることによって売る方も買う方もメリットがあるからです。
売る方からすると、穀物であればたくさん取れすぎてしまって暴落するという状況を回避することが出来ますし、買う方からすれば、収穫量が少なくて高騰した場合でも、先物相場で取り決めた価格で購入することが出来ます。
また、先物取引では、穀物のほかに金も取引されています。
金というのは、戦争が起きたり不景気の時によく購入されるものです。
それは、不景気になると通貨の価値が下がるので、財産を金に変えておきたいと考える人が増えるからです。
金は装飾品としてだけではなくいろいろな用途で使われるので、価値が急に下落するということはあまりないところが投資対象として選ばれる理由の一つとなっています。
先物取引では、他にも様々なものが対象になっていますから、興味があれば、どんなものが売買されているのか調べてみると良いでしょう。
もし、実際に始める前に取引の雰囲気を味わってみたいということであれば、先物を取り扱っている会社のホームページにアクセスしてみてください。
先物取引のデモトレードがシミュレーションゲーム感覚で体験できるサイトもあります。