近年、様々なメディアを通して資産運用法の広告を目にする機会があります。
その中でも脚光を浴びている資産運用法として、先物取引が挙げられます。
先物とは、デリバティブと呼ばれる金融派生商品の一種で、このデリバティブには先物の他に、オプション、スワップなどの取引があります。
先物は、元々市場による価格変動のリスクをコントロールするために用いられてきたという側面があり、これは、株式や商品などの価格を現時点で決めてしまい、予め決められた価格で売買する事によりリスクをコントロールできるからです。
また、先物には取引を行う上で、理解しなければならない重要な専門用語が幾つかあります。
ここでは、先物取引を行う上で欠かせない専門用語についてご説明致します。
先ず最初に、先物で理解しておかなければならない重要なものに限月制度があります。
これは、最終的に決済を行わなければならない期日が定められているというもので、この設定期間を限月制度と呼んでいます。
株式投資であれば、倒産や上場廃止が無ければ株式を保有し続ける事が可能ですが、先物では損失を抱えてしまう事が分っていても予め定められた期日に決済しなければなりません。
次に、先物には追証制度があります。
これは一日の取引が終了した時、含み損が証拠金の50パーセントを下回っていた場合は、その証拠金の減った額を請求されるというものです。
これは投資家が取引を継続するか、終了するかどうかの判断材料になります。
このように、先物取引を行う上では、これらの専門用語の意味を十分に把握しておく事が重要です。