金融商品には、株式、預貯金、外国為替など、様々なものがあります。
これらの金融商品のリスクをコントロールしたり、リスクをあえて取って収益を上げる手法としたものが、デリバティブと呼ばれる金融派生商品です。
このデリバティブの中には、先物、オプション、スワップなどの種類があり、先物取引とは、市場で価格変動をする商品の価格を、あらかじめ決めてしまいリスクを回避する事を目的としたものです。
ここでは、初心者の方のために先物取引の基礎知識についてお話致します。
先ず最初に、先物のリスク要因についてご説明致します。
先物は証拠金取引です。
これは取引業者に証拠金を預け、その証拠金を元に十倍程度の取引が行えます。
それ故に、自分の予測と相場の方向性が一致した場合には、少ない証拠金でも高額の利益を得る事が可能ですが、自分の思惑とは反対方向に市場が推移した場合には大きな損失を抱えてしまう可能性もあるのです。
それ故に、取引の際にはしっかりとしたリスク管理が必要な投資法です。
次に、この先物の種類についてお話致します。
先物は工業製品も扱うため、金、銀、ゴム、アルミニウムなどの取引があります。
又、穀物の価格変動によるリスクコントロールのために、とうもろこし、大豆、コーヒーなどの取引も行われています。
そして、商品取引では、ガソリン、灯油、軽油などが取引されています。
このように、先物取引には特徴があり、様々な商品の取引が行われているのです。