インドは人口が多く、IT産業を中心として、製造業でも中国からのシフト等で雇用が安定し、更なる成長の望める国として注目されている市場です。
また、格安な車を売り出して一躍有名となった「タタ・モーターズ」や、インドの大手ソフトウェア開発業を手掛ける「インフォティステクノロジーズ」などがあります。
そこで、投資対象としてインド株を選ぶ人が増えており、日本の証券会社でも取り扱うようになりました。
楽天証券では、ADR・米国預託証券を通していち早くインド企業への投資が出来るようになっています。
ADRとは、インド株を米国内の株と同様に米国株式市場で購入出来る仕組みの事を指し、それによってインドの個別銘柄を購入することが可能です。
ネット証券最大手のSBI証券でも、同じくADRによる取扱いがあり、その他の証券会社においても、投資信託などでインドの関連銘柄に対する商品を発売しています。
新光投信が運用する「リアルインド株式ファンド」では、主としてインドの財閥であるTATAグループの投資信託会社の運用する外国籍投資信託証券を通じ、インドの株式に投資するもので、この投資信託は複数の会社で販売されています。
インド株への投資を日本の証券会社から行うには、直接的に株式を購入することはできませんが、ADRという方式で購入する方法と株式の組み込まれている投資信託を購入するという二つの方法が可能です。
インドへの投資を考えている方は、比較検討をして投資判断を行ないましょう。