株を投資する際、企業の経営状況を知ることはとても重要です。
年に一度に公表される有価証券報告書を読むことで、その経営状態を知ることができます。
金融庁や企業ホームページから誰でも自由に閲覧できるので、就職活動中の学生も見ておくと役に立つこともあります。
投資家と就職活動生では見るポイントが変わりますが、就職はその会社に投資するようなものです。
業績が悪くなっている企業よりも、将来期待が持てる企業を選んだ方が就職に有利となります。
関係会社の状況では、連結子会社がどのような事業に取り組んでいるかを読み取れます。
連結会社における状況のページでは、事業ごとの業績と従業員数、その事業がどのような立場か分かります。
提出会社における状況は、社員の平均勤続年数や年間給与などが書かれています。
これは平均の数値なので、給与が高額の方がたくさんいるとは限りません。
リストラで人員削減を行っている企業ならば、数年前のものを読むと従業員数の比較ができます。
平均勤続年数では離職率が推測でき、他社と比較して勤続年数が短い会社なら離職率が高いと分かります。
東芝は、テレビやパソコンのデジタル機器、冷蔵庫や洗濯機などの生活家電などを扱う他に、製品の一部となる半導体や、部品などストレージ・デバイス、電力システムやITソリューションなどの社会インフラも扱っています。
製品の開発や製造に関わる企業への就職を考えている方は、研究開発活動や設備の状況が詳細に書かれているので企業研究にも役立ちます。