有価証券利息とは、有価証券に関する受取利息を処理するために用意された勘定科目です

有価証券
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有価証券利息とは、会計業務を行う際に使用する勘定科目のひとつです。
有価証券に関する利息とは、いわゆる公社債(国債、地方債、社債)を保持することで生じる受取利息を指します。
受取利息のうち、有価証券に関する受取利息を処理するために用意された勘定科目です。

受取利息は、有価証券に関する利息だけでなく、以下のものから生じる金融上の利子や利息を管理するための勘定科目で、銀行その他の金融機関の預貯金(普通預金、定期積立、公社債投資信託など)、貸付金、有価証券、手形割引料有価証券に関する利息は、利払い日にその有価証券を所持していた者に全額支払われます。

しかし、有価証券を売買する目的で所持している方は、利息支払い日まで債権を所持していない可能性があります。

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そこで、有価証券に関する利息についても、利払い日以外に売買した場合には、債券を所持している期間に応じて、利息も清算処理することが一般的です。

利息は、前回利息支払い日の翌日から売買日までの日数分が計算対象で、この勘定科目は、債券売買時の利息の清算処理時に使用されます。
また、有価証券の売買日までの利息のことを端数利息といいます。

企業会計原則では、有価証券利息と受取利息を区別する規定はありませんが、財務諸表規則では営業外収益の表示方法を示す条文で、両者の科目を区別しています。
よって、証券取引法の規制の対象となる株式会社では、原則として区別して会計処理する必要があります。

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