商品先物取引とは危険な投資で相場の予想が非常に難しい上に、取引の仕組みが複雑で、決して素人が簡単にできる投資では無く、当然、元本保証はありません。
先物取引をする場合に委託証拠金という、いわゆる保証金を金融機関に預けて、その金額の何倍ものお金を投資用に借り受けます。
自己資金50万円であっても、実際はその10倍の500万円の買い付けをすることができるからこその難しさです。
上手く利益を出せれば一気に10倍の儲けになりますが、損失を出した場合に、その金額が大きくなってしまうと大きな被害やトラブルの元となります。
現実に先物取引で運用する投資家もいますので、先物に関する知識や経験値が豊富であれば、急激な相場変動に対しても冷静な判断をしたり、リスクをあらかじめ講じた手段で回避できる策を取るなどして、最悪の損失を免れる事が出来ないわけではありません。
ただ、先物取引で大きな被害を被った人たちは、先物相場の細かいシステムや習性の知識が無いまま、先物相場外務員の勧誘に乗り、手っ取り早く儲けれるからという理由で投資をして、損失を出した結果、損失の穴埋めをするためにどんどんと損失を膨らますことになります。
商品先物相場に素人が手を出せば従来からやっているプロの餌食になり、大損をするのは言わば当然の結果と言えるでしょう。
相場である以上変動がありますし、その相場を見ているのは自分だけでなく、多くの投資家がその動きを見て、賭けられたお金を取り合っているので、先物取引とは危険で非常に恐ろしい投資方法です。