投資ファンドは公募のものと私募のものがあります。
公募の投資ファンドは、多くの投資家に対して販売されているものであり、公共性が私募ファンドに比べて高いため、ファンドが公開する情報(ディスクロージャー)も私募ファンドに比べるとかなり充実しています。
これは金融庁などが投資家保護の観点から、ディスクロージャーに関して厳しい規制を行っている事にも起因しています。
一方、私募ファンドは、投資のプロである機関投資家向けに販売されるファンドです。
投資に関して高い知識を有する投資家のみ購入できることが出来るファンドです。
私募ファンドは、投資家の数や層が限られている分、公募ファンドに比べると公共性が低いため、金融庁もディスクロージャーに関してそこまで厳しい規制を敷いていません。
従って、私募ファンドから公開される情報は公募ファンドに比べると限られているのが一般的で、また投資ファンド業界情報というのも、中々得られないのが普通です。
投資ファンド業界情報は、業界紙等にはあまり掲載されていないので、投資家自らが能動的に収集する必要があります。
最も手っ取り早い方法は、ファンド運用者に話を聞くことです。
ファンド運用者は同業他社の動向に常にアンテナを張っているため、業界情報に精通していることが多く、また、投資ファンドの販売業務を行っている証券会社も、業界情報に精通している場合が多いです。
業界情報が得たい場合は、これらの人にコンタクトをしてみると良いでしょう。