1949年に設立した丸紅株式会社は、国内事業所が10か所、海外には64の国と118か所の地域に拠点を持つ事で知られる等、国内外で幅広い事業展開を行なっています。
食料部門では穀物取扱量が総合商社1位を誇り、食の西洋化により飼料穀物の需要が拡大している中国を中心としたアジアや中近東、北アフリカ向けの取引に重点を置いています。
また、化学品部門では石油化学品や塩ビアルカリ、農薬といった農業資材を扱う事業を行い、多種多様な産業分野に原料や資材を世界各国に供給する事で、ビジネスパートナーとの信頼関係を築いて新たな事業へと結び付けています。
エネルギー部門では石油やガスの海外事業の他に、国内では大分県において国内最大級のメガソーラー発電事業を推進する等、新エネルギーへも事業領域を広げています。
さらに、油やガス田、ウラン資源の探鉱を行い、開発して生産だけでなく原子力関連機器の販売も手掛けています。
金属部門では鉄鉱石や石炭、銅や亜鉛に関わる投資事業が主体で、輸送機部門では航空宇宙や防衛、建設や農業機械の他、自動車や船舶といった広範囲に及びます。
活動範囲は全世界に広がり、数多くの事業会社を展開しています。
電力とインフラの部門では、国内火力発電事業への参入と火力発電所の買収、伏間復興に寄与する洋上風力研究事業が大きな話題です。
セメントや製鉄を取扱うプラント部や、国内市場におけるシェア拡大を目指す紙パルプ部門など多くの部門に分かれて事業を行なっています。
このように丸紅株式会社は、既存ビジネスによる安定した収益と新規ビジネスへの事業展開を繰り広げるグローバル企業です。