オリックス不動産投資顧問株式会社は、オリックスグループが100%出資する会社です。
一般財団法人日本投資顧問業協会に所属しており、主に投資運用業と投資助言・代理業を行います。
投資運用業は、投資一任業務・ファンド運用業務の2つに分けられ、投資一任業務は、投資者と交わした契約に基づき、投資家から投資に関する権限や判断を委任され投資を行います。
一方のファンド運用業務は、事業会社の再生やベンチャー企業の育成を目的として設立されたファンドの資金を元手にして、有価証券等への投資をして資産運用を行う業務です。
同社のように、不動産私募ファンドを使って資産運用を行う場合は、投資一任契約に基づき運用を行うのが一般的とされています。
投資助言業務は、投資家との間に投資顧問助言契約を交わし、投資に関するアドバイスを行う業務です。
投資運用業務のように主導的に運用するのではなく、アドバイスを行うのみとして投資の判断は投資家が行う事になります。
投資代理業務は、投資家の代理として他の投資運用業者との投資一任契約や投資顧問契約を交わす事などがその内容です。
また、他の投資運用業者と投資家の媒介者として関わる場合もあります。
このような投資顧問業を行う同社は、2011年にマネジメント会社と共同で、物流施設に特化した不動産ファンドの投資運用を開始しました。
さらに、2013年には同社が運用する「みなとみらいセンタービル」が極めて優れた「環境・社会への配慮」がなされたビルとして、日本政策投資銀行のグリーンビルディング・ゴールド2013認証を受けています。