有価証券報告書から分かるみずほの株式状況

有価証券
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有価証券報告書に記載されている内容から、提出会社の株式等の状況を読み取ることができます。
具体的には、会社がどんな株式をどれだけ発行できるか、会社の株式を所有しているのは誰で、どれくらい所有しているのかなどを知ることができるのです。

株式の発行状況は現在どうなっているのか、株主構成はどのようになっているのか、誰がその会社を支えているのかを知ることは、会社を客観的に見る上で大事な情報であり、見逃すことのできない部分です。

また、新株予約権の内容を理解することで、将来の株式増加の可能性についての手ががりを得ることもできます。
みずほフィナンシャルグループを例に、株式の総数等を見てみましょう。

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同社の株式の総数を見ると、会社が発行する株式として、普通株式のほかに、第十一種、第十二種、第十三種の優先株式があることが分かります。

普通株式は、会社法に定める標準的な株式のことで、権利内容に何ら限定のないものです。
これに対して優先株式については、発行済株式の注記にその内容が説明されています。

それによると、例えば第十一種株式は、普通株式に優先して配当金と残余財産を受け取る権利を持っているが、株主総会における議決権は有しないとあります。

また、一定の期間中、優先株式を普通株式に転換することができ、その期間の経過後は強制的に普通株式に転換されます。
なお、発行可能株式総数には、会社が発行できる株式の総数が記載されていますが、あくまで発行可能な総数であり、実際に発行しているとは限らないので注意が必要です。

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