先物商品取引の三大特徴について

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大豆やトウモロコシの農業産物、金やプラチナなどの貴金属、そして原油やガソリンなどのエネルギーといった日々の暮らしに関わる大切な銘柄を、商品取引所において売買しています。
その取引所は国内に2箇所で、法に基づき農林水産大臣又は経済産業大臣の許可を受け、東京商品取引所と大阪堂島商品取引所に置かれています。

同時にここが開設する商品先物市場で取引が行われており、両取引所によって取り扱う品目が異なります。
先物商品取引には3つの特徴があります。

先物取引とは、現時点において将来の一定の時期に商品の受け渡しと差金決済を行い、その対価となるものの受け渡しを予め約束する取引です。

通常の取引においては、取引時点の価格で買い手が金銭を支払い、売り手が商品を渡して決済するのに対し、先物商品は将来を約束する取引という点がまず異なります。

次に、売買には常に利益と損失が伴うという点で、変動する商品の価格を予め取り決めておくわけですから、将来の値上がり、値下がりによって利益が発生したり、逆に損失となる場合もあることは当然考えられます。

最後に、先物商品取引においては不安定で変動がある商品の価格を現時点で決めることが出来るので、価格変動リスクを管理する機能もあるという点です。

ある商品を3千円で買う、売るという契約をした場合、市場価格が3,200円に上昇したら200円の利益が生まれ、反対に2,800円に下落すれば損失は200円になります。

逆に、売りの約束した側にも同様に利益と損失が発生するのは当然のことです。
そこで、損をしない為には市場動向や社会、経済の動静に敏感でいる必要があります。

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