期待値は、くじに支払った金額のうちどれだけ戻ってくるかの割合を指し、計算方法は当選金額に当選する確率を乗じて表わされるのが一般的です。
理論値としての当選確率はどのくじでも一定ですが、当選金額については一般の宝くじのように変動しないものと、ロトやtotoなどのように変わるものがあります。
そのため当選金額の変動するくじは期待値も上下しますから、これを求める式も複雑です。
一般的に考えると、そのように金額が変動してキャリーオーバーのあるくじは、キャリーオーバー時には当選金額が上がるため期待値が上昇します。
そのようなくじは数値の面から言うと、キャリーオーバー時に買うのが一番お得になります。
対象が違うので単純に比較はできませんが、当選金額の近いロトとBIGの場合は実際にどちらが有利なのでしょうか。
簡単に1等だけで考えていくと、ロト6がキャリーオーバー時に最高4億円の当選金額で当たる確率が約600万分の1なのに対し、BIGは当選金額が最高6億円で約480万分の1の確率です。
1口の値段はロト6の方が100円安いですが、それを除いて単純に比較をすれば、BIGくじの方が当たりやすい上に当選金額も上回っているため、有利だと言うことになります。
totoの場合には、予想が必要なために敬遠する人も居るかもしれませんが、BIGはコンピューターがランダムで選ぶのが特徴となっているので、ロト6などで6つの数字を選ぶのに迷ってコンピューターに任せて購入するよりも、数値的にはお得です。