郵便事業の歴史から株式公開へ

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郵政の父とも呼ばれ、1円切手の肖像にもなっている前島密の発議によって、1871年4月20日に東京と大阪の間で官営の郵便事業が開始されました。
また、現在も使われる「郵便」や「郵便切手」と呼ばれる言葉も前島密によるものです。
その後、郵便為替や郵便貯金、簡易生命保険といったサービスが次々と生み出されました。

しかし、2005年10月21日に公布された郵政民営化関連6法により2007年の10月1日には民営化され、日本郵政と郵便事業、郵便局とゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の各株式会社に分社化された日本郵政グループとなります。

かつて郵便事業では、郵便物や荷物の集荷と配達、再配達を行っており、窓口業務は郵便局に委託していましたが、2012年10月には郵便局に吸収合併される形で日本郵便株式会社となりました。

愛称としては日本郵便、英語表記での愛称としてはJPPOSTを利用しており、グループ主要4社の中で唯一委員会設置会社の形態を採っていないのが特徴です。

民営化されて以降、日本郵便では様々なサービスを打ち出しており、受験のシーズンには菓子メーカーと組んで菓子を贈る郵便のサービスを行ったり、アニメをモチーフにしたりオリジナルの切手を作成するサービスもあります。

こうした日本郵便の株式に関しては、2015年春を目指して上場を予定しており、この上場は市場に大きなインパクトを与えるとともに、現在は全株式を政府が所有することから財政再建への契機となることも期待されています。

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