旭化成は、化学、繊維、住宅、建材、エレクトロニクス、医薬品、医療等の事業を行う企業です。
有名な商品は、ロングライフ住宅「ヘーベルハウス」や、食品包装用ラップフィルム「サランラップ」等、幅広い商品ラインナップとなっていて、株価は年々上がっており安定しているのが魅力だと言えます。
最近注目なのが、富士通グループで電池および電子部品事業を展開するFDKと、旭化成による合弁会社の旭化成FDKエナジーデバイス株式会社で、リチウムイオンキャパシタ(LiC)という蓄電器を製造しています。
LiCは、大電力の充放電が可能な上、更に長寿命で安全な蓄電デバイスとして様々な場面で活躍が期待されます。
各種産業機械への搭載を始め、太陽光発電やエコで注目されている風力発電など自然を活かしたエネルギーとの組み合わせや、古くから日本の経済を支えている自動車や鉄道車両などの素材提供など、エネルギーを効率的に無駄なく利用する社会を目指して開発・製造が進んでいます。
身近な使用例にはオフィスでの電力アシストがあり、まずLiCに蓄電しておいて、複合機の朝一番の出力時や、家電、事務機器、工作機器等が大電力を必要とする時に活用出来ます。
他に注目される点として環境に優しい事も挙げられ、重金属を使用せず、大電流の急速放電や充電を得意とするので、太陽光や風力発電等でも活躍を期待されているのです。
その太陽光発電は、一般家庭にも広まりつつある自然エネルギーですので注目度が更に上がる傾向があり、FDKエナジーデバイスは、飛躍的に進歩した環境にも考慮した蓄電器を開発した、株を買って損は無い企業の一つだと言えるでしょう。