長期投資を行う際には、業績の安定している大企業に投資をすることも一つの方法です。
キヤノンは日本を代表している大企業であり、業績も安定しているのでこうした銘柄を長期保有する投資家もたくさんいます。
キャノンのような大企業の株に投資するのは、大きな運用資金を持っている場合には有効です。
これとは逆に少ない自己資金しかない場合、こうした大企業の銘柄に投資をすることはあまり有効ではありません。
なぜなら、業績が安定している点では安心感がありますが、投資家の予想を超えた業績を公表することはほとんどないからです。
このため株価のパフォーマンスをみると、この銘柄よりも良いものは他にもたくさんあります。
短期的な値上がりを期待する場合には、このような大企業の銘柄に投資をすることはあまり効果がないですが、倒産するリスクがほとんどないことや毎期安定した業績を上げていることから、長期投資をすることには一定の安心感があるでしょう。
こうした大企業のなかには、近年業績が落ち込んでいる大企業もあるので、毎期の決算には注目しなければなりません。
また、この企業は為替の影響も大きく、特に円高が今後も続くようだと業績にも悪い影響を与えることが考えられます。
銘柄を選別する場合には、大企業のなかでも為替に影響を受ける点や業績の推移など注目するポイントはたくさんあります。
キャノンのような知名度の高い企業であっても、投資を行う際には業績面等には常に注目することが必要です。