投資信託とは、投資信託会社に資産の運用を委託し、その運用により得られた収益を受け取る金融商品です。
株式や為替、先物取引のように、自分でわざわざ頻繁に売買しなくても良い点と、銀行や郵便局の窓口で容易に購入できる点が投資家の人気を集め、金融商品の中で最もポピュラーな金融商品となりました。
特に、安定志向のある高齢者に人気があり、銀行預金にほとんど利息がつかない昨今においては、投資信託を中心に資産を形成している方も少なくはありません。
そこで、本記事では人気の商品がどのような有価証券で構成されているかを紹介したいと思います。
最も人気のある商品としてまず挙げられるのが、債券を中心とした有価証券で構成されている商品です。
特にブラジルやトルコ、オーストラリアといった国は国債金利が高いので、これらの国の国債で構成されている商品は多くの世代で人気を集めています。
また、安全に資産を運用したいという投資家のために、先進国の国債で構成されている商品や世界中の公益企業の社債で構成されている商品もよく売れています。
そして、二番目に人気が高い商品として挙げられるのが中国やインドといった新興国の株式で構成されている商品です。
日本の経済が停滞し、株式市場も低迷が続く中、成長余力のある新興国の株式はおおむね好調を維持しています。
通常、外国株式を購入する際には、どの銘柄を選択すればよいのか分からないという意見がよくありますが、これらの商品では銘柄選択の必要がない点が高い評価を得ているのです。