数年前、中国の富裕層にあたる人が、日本の高価な家電製品やブランド物といった様々な商品を躊躇なく買っていく光景がテレビで報じられていました。
そして、そのような人たちは、今度は日本にある不動産に注目するようになっています。
しかし、なぜ中国人は本国の不動産ではなく、日本の不動産に興味を持つようになったのでしょうか。
理由はいくつかありますが、一番大きい要因は、中国の不動産バブルが弾けそうである事が挙げられます。
他にある理由としては、日本にある不動産の価格が良い方向に調整されたためで、つまり、お金をいっぱい持っている中国人は、中国の不動産に投資するリスクが大きくなり、逆に日本の不動産に投資するメリットが大きくなったと考えるようになった訳です。
そのため、中国人は日本不動産投資に情熱を傾けるようになりました。
また、中国人の個人観光客に対するビザ発行要件を2010年7月に大幅緩和された事も、日本不動産投資熱を加速させる要因の一つになっています。
中国の富裕層をターゲットにしたビジネスは、日本国内の業者も展開するようになりました。
そして、お金持ちの中国人が目を付けている場所は都心にあるマンションだけではなく、北海道や沖縄のリゾート地といった観光資源が豊富であるところも含まれています。
例えば、北海道にある1棟平均3000万円程度する一戸建ての別荘17棟がすでに完売しているといった具合です。
このように、中国人による日本進出の流れは広まってきていると言えます。