投資信託は、ファンドとも呼ばれることがある金融商品で、1人で投資した場合には投資出来ないような投資対象や、スケールメリットが発揮出来る投資対象に対して、大きな資金としてまとめることで投資を可能にして利益を期待するものです。
例えば、REITと呼ばれる不動産を対象にした商品では、個人では投資出来ない大型商業施設やビルなどへの投資に参加出来ます。
大きな資金でのスケールメリットが得られるものとしては分散投資もその方法の一つで、分散投資を行うことで、1つの相場の動きが不利に働いた場合のリスクの軽減を図ることが可能です。
また、投資信託には投資対象などによって様々な種類がありますが、中でも初心者に適しているとされるのがETFです。
ETFというのは証券取引所に上場して、東証株価指数・TOPIXに連動するものが代表的な投資信託のことを言います。
TOPIXは証券取引所の1部に上場されている全銘柄の動きを反映した指数で、ニュースなどでは対ドルの為替や日経平均株価などとともに必ず報じられる身近な指数となっているので動きが分かりやすいです。
さらにETFは個別銘柄でなく全体に投資していることと同様の効果を果たすので、分散投資の効果もこれだけで期待出来ます。
投資信託には様々な手数料がかかりますが、中でも販売手数料については各金融機関によって同じ商品でも違っていることがあるので、手数料の比較を忘れないようにして下さい。
最近では、販売手数料が無料のノーロード商品もネット証券を中心に販売しているので、こちらも活用すると良いでしょう。