銀行や証券会社で販売されている投資信託の中でも、特に資産総額の多い商品にグローバルソブリンオープンがあります。
このファンドの中でも特に人気があるのが毎月分配型商品で、それ以外にも3か月ごとに決算を行うファンドや、1年に1回決算を行うタイプがあります。
特に、グローバルソブリンオープンが毎月分配型の投資信託の人気のきっかけとなったために、現在でも資産総額が1兆円を越える大型ファンドで認知度も高いです。
その運用スタイルの特徴としては、世界各国の国債を中心とした債券で運用することであり、組み込む債券の種類や通貨は、その時々の運用担当者の判断で機動的に変更する点が大きな特徴となっています。
特に最近の傾向としては、米ドルやカナダドル、豪ドルの比率を高める一方で、ユーロのウエイトを小さくしている点が特徴的です。
また、運用成績は円高が継続的に続く環境であっても、債券のインカム収入を中心に再投資を継続していることもあり、長期間保有している人であればプラスになっています。
そのため、設定以来の騰落率はおよそ28パーセントになっているのです。
また一方で、毎月分配型のタイプであり、継続的に35円分配が続いており、このような安定性が高齢者からも高い評価を受けている理由でしょう。
確かに、円高や海外の債券の利回りの低下などは、グローバルソブリンオープンの投資環境としては逆風と言えますが、専門スタッフが継続的に戦略を立てながら運用しているために、長期的に高い実績を出しているのです。