銀行などの預貯金でお馴染みの複利運用ですが、投資信託にもこの複利の運用が組まれています。
複利運用は成果を投資元本に組み入れることで、利子が利子を生む仕組みになっているものです。
少しの利回りでも、長期運用の場合には大きな差になって出てきます。
これは債券型、株式型に限らず、利回り効果は同じです。
投資信託ことファンドは、少額から積み立てることができる金融商品です。
毎月1万円、5万円と貯蓄の中からいくらかをファンドに回すことで、将来、大きなリターンを期待できる資産が形成できます。
利回り効果を狙うにはリスクとリターンの配分を調整することが大事で、債券型と株式型、国内と海外などバランス良く配分し、安定志向を望むなら国内債券を中心に、少し高いリターンを望むなら国内プラス海外の債券を組み入れる、そして高いリターンを求めるなら国内外の株式を取り入れて運用するなど、リスクとリターンの配分を上手く形成することが重要になってきます。
その配分ごとに利回りも異なり、先の長期運用で得られる利回り効果もそれぞれにハッキリとした数字となって表れてきますので、自分がどの志向で利回り効果を狙うのか明確な投資戦略を持つことも肝要です。
預貯金の利率をみても、投資信託の利回りは高いものです。
元本割れの危険性や、海外のファンドの場合、為替差損も発生してきますが、その際は円に替えず、ファンドを買い増して円高の機会を窺うこともポイントで、ファンドの基本原則である分散投資でリスクを回避することが重要になってきます。