少子高齢化が進む日本で、将来ちゃんと支払った額以上の年金が支給されるのか、疑問を抱いている方は多いでしょう。
また、銀行預金をしていても、現在の超低金利の時代ではほとんど増えることがありません。
そういったことから、有効な資産の活用方法で資産を増やして、将来の生活に困らないようにしたいと考えている方は増加しています。
そのような方で、少額の資金から始めたいと思っている方には、投資信託が有効です。
これは、多くの投資家から資金を集めてファンドという基金にまとめ、これをファンドマネージャーという運用の専門家が、目的に沿った投資対象に投資をしていく金融商品です。
しかも、少額でもでき、多くの投資先に資産を振り分けることでリスクの低減を行えます。
投資信託は株式に比べてハイスリクハイリターンではないので、初心者でも比較的安心して始められる金融商品といえます。
ただし投資信託で、ちょっと危険でも高いリターンを目指すのであれば、海外の債権である国際公社債や国内株式、国際株式を中心に組まれた商品が良いでしょう。
なぜかというと、一般的にリスクの高い投資対象というのが、新興国商品、国際株式、国内株式、国際公社債、国内公社債の順になっているからです。
これは、投資対象である債券の価格変動リスクが、株式と比較して小さいからです。
債券の場合は、一般的に、償還期限や利払いが確定しているので、市場価格ベースでの値動きは安定しています。
なかでも日本国債などは債務不履行となるリスクが低く、信用面でも安全な投資対象だといわれています。
このように、どのくらいのリターンを目指すかによって商品の組み合わせは大きく変わるのです。