証券会社の株の売買手数料は、取引に必要な口座開設をする会社を選ぶ基準でも上位に入る要素として注目を集めており、その為、この安さをランキング化したリストがインターネット上にいくつか存在します。
ただしこの金額は現物取引の場合、取引の成立する1約定毎の約定金額によって上下し、この価格帯によって有利な会社は違います。
そこで、約定金額順にランキングの一部を紹介しますと、10万円までで有利なのは松井証券です。
松井証券では、現物取引でも1日の約定代金が10万円までは料金がかからないのが大きな特徴となっており、10万円を超えて100万円までで有利なのはライブスター証券で、10万円でも1約定あたりの料金は2位につけていて、100万円を超えて300万円まででも2位と安定してこの価格帯での料金の安さが際立つのが特徴です。
GMOクリック証券は10万円までが3位、20万円だとライブスターと並んで1位で、50万円から300万円に関しては3位とこちらも安定して上位に入っています。
今まで上げた証券会社はいずれもオンラインで取引をするネット証券専業の会社であるのが特徴です。
この手数料の安さは、旧来の店舗を持って担当者と対面で取引をするというスタイルに比べてコストダウンが図られていることによります。
この様に、手数料で有利なのはネット証券という事になりますが、これからの課題としては、オンラインシステムの強化とトラブルがあった時のバックアップ体制をはじめとした信頼性とサービス面が挙げられるので、これらの課題をクリアする事がこれからのネット証券業界の成長の条件と言えるでしょう。